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*これは3/11に本館ブログに書いた記事です。
昨日は本当なら午後1時前後には手術室に入る予定だった。 しかし。 同じ先生が担当している患者さんの手術が午前中に入っていて その方の手術がとても長引いているようで随分遅くなってしまった。 その間、前日の朝から完全禁食だったハハはほぼ丸2日何にも口にしていない状態。 これは本人が一番つらいのは当然だけども。 私のほかに弟と叔父が来ていたのだが、何もしてあげられないし ずっとハハに付いていても本人も休まらないし、 精神的にもみんなきつい時間を過ごていたわけですが 夕方6時。当初の予定より遅れる事5時間でようやく手術室に。 正味3時間、麻酔などで前後30分と言われていたので 予定通りにいって10時頃には病室に戻ってくる事になるであろうと また3人でまんじりともしない時間を過ごす事になった。 遠方に住む弟と久し振りに沢山話をした。 近隣に住んでいてもなかなか会うことの無い叔父とも沢山話をした。 母の病気が無かったらこんなに彼等と話す機会など無かったと思う。 お互いに疎遠だったとしても、やはり家族は家族で。 そんなに接触が無かった事など嘘の様に自然に話が出来た。 手術自体は予定通りに終了。 9時半頃に看護師さんが「今終了しましたのでこれからお迎えに行って来ます」と告げに来た。 予定通りの時間で終了。 これは説明を受けたとおりの手術をしたという事なのだろう。 それがいい事なのか、悪い事なのか。 先生の話を聞くまでは解らないのでやはり落ち着かない事に変わりは無い。 10時前にハハが病室に戻ってきたが、まだ麻酔から完全に醒めず、ボーっとしている状態で。 「お疲れ様ね」 とみんなで声を掛けても良く解らないようだった。 先生からの説明があるというので別室に案内された。 手術は ほぼ 予定通り。ということだった。 当初摘出すると言われていた胆のうは摘出しなかったとの事。 嫌な予感がする。 開腹してみた結果、その問題の胃と十二指腸以外の部位に転移…というより ありとあらゆる部位に「腹膜播種」と呼ばれるものが無数にあったと言われた。 要するにステージ4。末期、ということであった。 手の施しようが無い状態で、このままで行けば余命は3ヶ月。 抗がん剤治療をして6ヶ月ほど。 最悪のシナリオだった。 思えば、先生が「口から食事が取れるようになるように」と何度も言っていた事に 少し引っ掛かりを感じてはいたのだが、 先生は開腹前に大体予想が付いていたのだろうなと思う。 検査結果を聞いたのは弟だけだったのだが、 もしかしたらその時にスキルス胃がんと伝えられていたのだろうか。 それを聞いていれば私もそのことまで考えが及んだかもと思うのだが そんな事は今更言っても仕方が無い事で。 抗がん剤治療をしても半年。 これはどうしたらいいのか…。 勘が鋭い母の事、変に隠し立てしてもうすうす気が付いてしまうだろう。 でも、抗がん剤治療がとても効果があって、何年も延命した例もあるという。 やはり受けてもらいたい。 しかし、それがとても辛く、厳しいものであったとしたら。 出来るだけ、苦しまず、つらく、痛い思いをしないで欲しい。 どちらの気持ちも本当だった。 弟も叔父も同じだ。 今日も弟と母の元を尋ねた。 母は熱があると言ってあまり調子も思わしくない。 それは開腹手術をしたのだから当然で。 それより気になるのは手術の事、先生から何を聞いたか一切私たちに尋ねない事。 もう自分の体の事だから大体予想も付いているのか。 これから私たちはどうしたらいいのか。 弟は帰って行ったが、何か動きがあれば逐一知らせると約束した。 毎日母と顔を合わせる事になる私はどうしたらいいのか…。 取り合えず明日も母に会いに行く。 今日もそうだったようにいつも通りに声を掛けよう。 ホントは検査結果を聞いた時も、 術後に先生の話を聞いた時も、 子供の時以来した事無いような号泣をした事は 絶対に知られてはならない事で。 出来れば母が穏やかに残りの人生を過ごせるように。 出来る限り精一杯の事をしたいと思う。 この記事に関して、励ましを何通か頂いております。 皆さん無記名なのでお一人お一人にお礼をする事は致しませんが とても有り難く読ませて頂いております。 ブログのメルフォや、サイトのメルフォ、拍手などから 本当に暖かいお言葉を寄せて頂き、感謝してもし切れません。 サイトに全く関係ない話なので、本来はここに書くことはどうなのかと 悩んだ末に、やはり残しておきたい気持ちがあって まさかここまで最悪な事態とは夢にも思わずに。 きっといつかこれを読んで、「この時は大変だったねぇ」と 母とまた笑える日が来ると信じていたので…。 まだ心の整理が付いていなかったのですが こうして文章にすることで見直したり、落ち着くことも出来ると思って 何とか記事にしてみました。 私のような思いをしている方は沢山いらっしゃると思います。 私も母と共に最後まで希望を捨てずに頑張りたいと思います。 PR この記事にコメントする
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